MP2000シリーズからMP3000シリーズ更新 ロギング機能の活用
- 予防保全
- 見える化
現状の問題
・装置の不意な停止の原因追及をしたいが、再現確率が低く取りたいデータが取れない
・生産中データを長時間とることで品質向上の検討に使用したい
導入検討課題
・狙いの動作が起こるまで技術員が待機するか、トリガをかけてプログラムでレジスタにデータ保存するなどして待たなければならない
・ロガーなどの別途機器が必要になり、システム変更が必要になる
改善内容
- (株)安川電機製マシンコントローラMP2000から
MP3000シリーズに更新
MP3000ではUSBとFTPサーバに出力できるロギング機能が256点×4chあるので活用する。CPUのみの交換でIO変更は不要。 - 出力されるファイルは.CSV・.BINデータのため、容量が小さくMicrosoft Excelで加工可能なため、扱いやすい
- CPUユニットに直接市販USBを挿すので、追加モジュールや別途外付けロガー設置やシステム変更の必要がない。
導入効果・メリット
・ドライブや周辺機器のデータが時系列でため込めるため、オペレータから発生時刻の報告があった時のファイルを確認すること、装置状況を確認するこ
とができる
・生産データと操作、動作を紐づけできるので、不具合確認や生産品質向上検討にロギングデータを活用できる
・長期間に渡りデータ取得できるので、機械の予兆保全や季節による負荷状況など今まで意識しなかったことを把握検討することができる
導入期間
要件定義から実稼働まで5日